「着る羽毛布団」として定評のあるアークテリクスのセリウムシリーズ
今回「セリウムSLフーディ」を購入しました。
薄手ではあるんですが、本当に羽毛布団みたいにふわふわで、これだけあったら東北の冬は余裕で越せるなと感じました。
ただ選ぶ際には色々と悩みがありました。
なぜなら、アークテリクスのダウンジャケットには「セリウムシリーズ」の他に「ソリウムシリーズ」というものがあります。
この違いが分かりづらく、検討する上で障壁になる方が多いんじゃないでしょうか。
また、セリウムシリーズには「SL」「LT」「SV」という3種類のグレードがあります。
自分に合っているものは一体どれなのか、判断に迷いますよね。
このアークテリクスあるある「商品が多過ぎて分かりづらい問題」を解決し、あなたがアークテリクスを購入する際の迷いを少しでも減らしたいと考えています。

私は個人輸入販売を営んでおり、アークテリクス商品も数多く扱っています。
また、風景写真撮影を趣味とし、多くのアウトドアフィールドで商品の着心地や使い心地について日々検証を重ねています。
その中で、本当に良い商品だけを皆さんにお勧めしたいと思っています。
・セリウムSLの特徴
・ソリウムとの違い
・SL、LT、SVなど、グレード毎の違い
・他社製ダウンジャケットとの違い
・国内購入と個人輸入の価格差、オススメの購入方法とは
これらの内容について分かりやすく解説していきます。
安価で暖かい化繊ダウンも流行っていますが、ダウンジャケットはやっぱり着ていて気持ちいいですよ。
冬は寒くて布団から出たくないという方多いと思います。
でも大丈夫。布団を着て外に出ればいいんです。
この記事を読んで頂ければ、アークテリクスセリウムシリーズの概要が分かると共に、冬のダウンジャケット選びに迷うことはなくなります。
自分に合ったジャケットを選び、アウトドアやタウンユースでかっこよく着こなしましょう。
なぜセリウムSLを選んだのか
何故、私がセリウムSLを選んだのか。その理由は、着心地と軽さが両立されている唯一のダウンジャケットだったからです。
アークテリクスのダウンジャケットは「セリウムシリーズ」と「ソリウムシリーズ」の2種類があります。
ふたつのシリーズの違いについては後述しますが、バッグパックを背負わないのなら、セリウムシリーズをオススメします。
理由は、表面素材の違いにあります。
ソリウムシリーズは、中のグースダウンがセリウムシリーズに比べて少ない代わりに、磨耗に強い生地素材を使用しています。
タウンユースやキャンプ、釣りなどの軽いアウトドアでの着用であればセリウムシリーズでも 生地が破れたりする心配はありません。
グースダウンの量が多く、暖かいセリウムシリーズを選んだ理由はそこにあります。
またセリウムシリーズには「SL」「LT」「SV」の3種類のグレードがあります。
「SL」は最も軽量で「SV」が最も暖かさを重視したグレードとなっています。
とはいっても「SL」も「SV」も同じ850フィルパワーのグースダウンを使用しています。
つまり、「SL」は「SV」と同じフィルパワーを持っていながら軽量であり、着ない時には小さく折りたたんで荷物にもなりません。
トリムフィットでスマートに着こなせるのも魅力の一つです。
「セリウム」と「ソリウム」の違い
ではセリウムシリーズとソリウムシリーズの違いについて詳しく説明します。
ソリウムシリーズのグレードは「AR」1種類のみとなっています。
同等クラスの「セリウムLT」と比べると以下のようになります。
ソリウムARフーディ | セリウムLTフーディ | |
---|---|---|
価格 | $325 | $379 |
重さ | 490g | 305g |
フィルパワー | 750 | 850 |
フィット感 | レギュラーフィット | トリムフィット |
耐風性 | 〇 | 〇 |
耐湿性 | 〇 | 〇 |
その他 | 耐久性のある生地 | 軽量で保温性高 |
重い代わりに生地の耐久性有。ゆったりめの着心地
軽く、保温性が高い。ぴったりとした着心地
冬山登山などを楽しむ方には「ソリウム」が良いでしょう。
それ以外なら「セリウム」が保温性も高いのでオススメです。
「SL」「LT」「SV」などグレード毎の違い
次にセリウムシリーズのグレードごとの違いについて見ていきましょう。
セリウムシリーズには「SL」「LT」「SV」の3種類のグレードがあります。
「SL」は最も軽量で「SV」が最も暖かさを重視したグレードとなっています。
SV(過酷な環境用) | LT(ライトウェイト) | SL(超軽量) | |
---|---|---|---|
価格 | $575 | $379 | $359 |
重さ | 415g | 305g | 215g |
フィルパワー | 850 | 850 | 850 |
フィット感 | レギュラーフィット | トリムフィット | トリムフィット |
耐風性 | 〇 | 〇 | 〇 |
耐湿性 | 〇 | 〇 | 〇 |
通気性 | 〇 | 〇 |

唯一「通気性」の項目が「SL」にはありません。
汗をかく環境下での着用であれば、「SV」と「LT」が選択肢に入りそうです。
他社製ダウンジャケットとの違い
次に他社製ダウンジャケットとの違いを見てみましょう。
よく比較にあげられる「パタゴニアダウンセーター」と「セリウムシリーズ」の違いは以下の通りです。
アークテリクス セリウムSL | アークテリクス セリウムLT | パタゴニア ダウンセーター | |
---|---|---|---|
価格 | ¥48,400 | ¥47,300 | ¥39,600 |
重さ | 215g | 305g | 428g |
フィルパワー | 850 | 850 | 800 |
耐風性 | 〇 | 〇 | 〇 |
耐湿性 | 〇 | 〇 | 〇 |
パタゴニアのダウンセーターはフィルパワーと重さではセリウムに劣ります。
しかし、その他の性能についてはセリウムと遜色ありません。
低価格なのも魅力です。
重さやフィルパワーの差にこだわらないのであれば、パタゴニアを選択するのもありかもしれません。
価格帯について
個人輸入の場合
イギリスの大手アウトドアショップ「Ellis Brigham」ではセリウムLTが£339.99で販売されています。
現在、セリウムSLは売り切れで取り扱いがありませんが、大体同じ価格帯です。
これはイギリスの税込価格なので、日本円でいうと「約\38,894-」です。
送料や関税、消費税を考慮すると「約\45,350-」となり、国内定価と殆ど変わりません。
まとめ買いやセール、円高ポンド安の局面であれば個人輸入も有りですが、セリウムシリーズに関しては基本国内購入をオススメします。

国内購入の場合
国内購入の場合はAmazon価格で
セリウムLTが「\47,300-」
セリウムSLが「\48,400-」でした。
単品で買うなら国内購入で間違いないでしょう。
いかがでしたでしょうか。
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