こんにちは、森山です。
あなたは、Lightroomを使っていてこんな疑問を感じたことはありませんか?
「シャドウと黒レベルって何が違うの?」
前回に引き続き、Lightroomの疑問に切り込んでいきます。
今回はこの二つの明確な違いについて解説していきます。
シャドウと黒レベルの違い
今回も、結論から申し上げます。
【シャドウ】・・・画像のシャドウ部分を調整します。
【黒レベル】・・・「シャドウ」よりも暗い部分の最大値を変更します。
『ハイライトと白レベルの違い』
の記事を読んで頂いた方にはなんとなく伝わるでしょうか。
次の章からさらに具体的に解説していきます。
ヒストグラムを見てみよう
今回もヒストグラムを使って検証していきます。
ヒストグラムは、グラフの左側が山になっていればそれだけ暗い部分が多い画像である事を現しています。
逆に右側が山になっていれば、明るい画像である事が分かります。
今回検証用に用意した画像がこちらです。
鳥海山の鉾立展望台からの景色です。
空が真っ赤に焼けた朝でした。
ヒストグラムでいうとこんな感じ
画像のデータ全体がシャドウ側に寄っています。
【シャドウ-100】
シャドウを-100にしてみました。
主に山の部分だけが暗くなっているのが分かるでしょうか。
ヒストグラムを比べるとこんな感じです。
暗い部分が増えていますね。


【黒レベル-100】
黒レベルを-100にしてみました。
空の部分も含めた、画像全体が暗くなっています。


シャドウ-100と黒レベル-100の比較
それでは、シャドウ-100と黒レベル-100を比較してみます。
左がシャドウ-100
右が黒レベル-100です。


黒レベルのほうが、画像全体に作用しているのが分かるでしょうか。
具体的な使い分けは?
シャドウと黒レベルの違いはご理解頂けたでしょうか。
最後に、私が使用している使い分け方法をご紹介します。
『シャドウ』
私の場合はプラスに振って使う場合が多いです。
風景写真において、空の部分だけが明るくなってしまう事、よくありませんか?
そんな時にシャドウをプラスに振ると、前景部分の明度を持ち上げることが可能です。
『黒レベル』
画像が明るい場合、全体の明るさを抑える事が出来ます。
ただ、黒レベルを下げすぎるとコントラストがきつくなりがちなので注意が必要です。
いかがでしたでしょうか。
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