こんにちは、森山です。
2019年のアップデートで追加された『テクスチャ』機能
皆さんは使った事はありますでしょうか。
Lightroomには元々似たような機能で『明瞭度』というものがあります。
この『テクスチャ』と『明瞭度』
どんな違いがあるか分かりますか?
本日はこの二つの違いと、どんな状況で有効かという、
具体的な使い方を説明していきたいと思います。
『明瞭度』とは
まずは、明瞭度とはどんなものなのか見ていきます。
明瞭度スライダーでは、色調範囲の中間調のコントラストを調整します。この値を調整すると、写真の中で中間調の領域が特定され、そこにあるエッジのコントラストが調整されます。明瞭度を上げると、中間調のコントラストが強調されて画像がよりシャープに際立ち、下げると画像がソフトになります。
明瞭度は、中間調の【コントラスト】に作用する効果であることが分かりました。
実際の効果はこんな感じ。
左が元画像、右が明瞭度+100です。


画像全体がかなりガリっとした印象になりますね。
『テクスチャ』とは
次に、テクスチャについて、一体どんなものなのか見ていきます。
Adobe公式によると
テクスチャスライダーは、中程度のディテールを調整する機能で、細かいディテールは維持したままテクスチャを強調するまたは和らげることができます。ポートレートでテクスチャの値を下げると、肌のテクスチャが目立たなくなり、肌をソフトに見せることができます。
明瞭度が中間の【コントラスト】に作用する効果であることに対し、
テクスチャは中間の【ディティール】に作用するようです。
左が元画像、右がテクスチャ+100です。


元画像の印象はそのままに、中程度のディティールだけが強調されています。
テクスチャの使い方について
なんだか、『明瞭度』よりも『テクスチャ』のほうが自然な印象はそのままに、
良い感じで質感を強調してくれている気がしませんか?
どうやら、テクスチャは非常に使いやすそうです。
中程度のディティールだけに作用するので、画像全体の細かい部分は維持されます。
先ほどのような風景写真で使う場合は、テクスチャをプラスに振ることで
質感を強調し、より迫力のある印象を与える事が可能です。
逆に、マイナスに振る事が効果的な場合もあります。
それがポートレート撮影です。
テクスチャをマイナスに振ることで、人物の肌などを滑らかに仕上げる事が可能です。
左:元画像 右:テクスチャをー100に


テクスチャをうまく使い分ける事で、表現の幅も広がりそうですね。
いかがでしたでしょうか。
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